家の中でタバコを吸っていると、「気付かないうちに壁が黄色くなっている…!」なんてことはありませんか? タバコのヤニ汚れは、一度付着してしまうとなかなか落としにくい頑固な汚れです。本記事では、ヤニ汚れを簡単に綺麗にする方法をご紹介します。汚れの特徴をしっかりと把握した上で、適切な掃除方法と対策方法を実践してみてください!

KING

ヤニ汚れに役立つ掃除道具や洗剤の種類についても詳しく解説していくよ!家に人を招待するときや、引っ越し時のお部屋の掃除の時に、ぜひ役立ててね!

タバコを吸うと壁が汚れるのはなぜ?

ヤニとはタバコの煙の中に含まれる粒子のことで、一般的には「タール」と呼ばれています。タールは元々粘着力のある物質で、黒っぽい色をしています。タバコ特有の臭いの正体もタールで、タバコが燃えると粘着力のある成分や臭いが部屋中に充満します。

壁が汚れる理由は、この粘着力のあるタールが壁の表面の凸凹に入り込むからです。また、タバコの煙はPM2.5と同じくらい粒子が細かいと言われており、普段は目に見えませんが壁に染み込みやすいという特徴があります。

JACK

タバコの臭いは壁や天井、ソファやカーペットにすぐに染み付きます!「自分はタバコを吸っていなかったのに、友達の吸ったタバコの臭いが部屋に染み付いちゃった…」なんてこともよくある悩みだね!

ヤニ汚れを落とすための必須アイテム6選!

ここからは、ヤニ汚れを落とすために使用する定番の掃除アイテムをご紹介していきます。汚れの付着場所に合わせて、適切な掃除道具を使うようにしてみてください!

  • メラミンスポンジ
  • クイックルワイパー
  • 掃除機またはハタキ
  • 雑巾(水拭き、乾拭き用)
  • ゴム手袋

メラミンスポンジ

壁の凹凸に入り込んだ汚れをかき取るために、網目が細かいスポンジがあると便利です。

クイックルワイパー

天井のヤニ汚れを掃除する際は、クイックルワイパーに掃除用のシートを取り付けると楽になります。

掃除機またはハタキ

ヤニ掃除をするにしても、目に見てる汚れや付着しているほこりを掃除機やハタキを使って事前に取り除いておきましょう。

雑巾(水拭き、乾拭き用)

壁の掃除には、雑巾が便利です。壁の材質によっては、メラニンスポンジなどでゴシゴシこすると傷ついてしまう可能性もありますので、柔らかい雑巾などを使って汚れを拭き取るのもおすすめです。

ゴム手袋

洗剤の種類によっては、直接手で触るべきではないものも多いです。手を守るためにもゴム手袋を着用して掃除をするようにしてください。

ヤニ汚れ掃除におすすめの洗剤3選

アルカリ性洗剤

タールは酸性の汚れで、油汚れの一種です。そのため、逆の性質を持つアルカリ性洗剤で綺麗に汚れを落とすことができます。 おすすめの商品は、弊社が販売しているアルカリ性業務用洗剤のKING WATERです。

KING WATERは高濃度のアルカリ性洗剤で、頑固な油汚れを効果的に落とすことができます。二度拭きが不要で泡もないので、掃除の時間短縮にもつながります。家中の至る所で使用することができるため、万能洗剤として様々な洗剤の代用品として使用できる点もおすすめです!

KING WATER公式サイト販売ページ

セスキ炭酸ソーダ

セスキ炭酸ソーダは炭酸ナトリウムと重曹が混ぜ合わさったもので、高い洗浄力と環境への優しさが特徴です。

100円ショップやホームセンター、薬局でお気軽にご購入いただける白色の粉末で、KING WATERと同じくアルカリ性の製品になります。

洗浄力の高さから壁紙を傷つけてしまう可能性があるので、汚れ具合に応じて使用してください。液の作り方は、スプレーボトルに水250mlセスキ炭酸ソーダ小さじ1/2杯を入れ、混ぜるだけです。

中性洗剤

中性洗剤は洗浄力があまり高くないものの、比較的どこにでも使える万能洗剤です。あまり汚れが酷くない場合は、中性洗剤でも綺麗にすることができます。

中性洗剤は、上述したアルカリ性洗剤と比較すると手肌に優しいという特徴があります。水垢などアルカリ性の汚れにも使えるため、家の掃除用としても1本持っておくと便利です。

【場所別】ヤニ汚れを綺麗に落とす方法

ここからは、具体的な掃除方法を場所別にご紹介していきます。

壁の掃除方法

掃除を始める前に、掃除機またはハタキで壁の細かいホコリやゴミを取っておきましょう。 これをやることで、洗剤が壁の奥までしっかり浸透します。 具体的には以下の手順で掃除をしてみましょう。

  1. 洗剤を直接汚れの部分に吹きかける
  2. メラミンスポンジで優しく擦る
  3. 濡れた雑巾で拭き取る
  4. 乾いた雑巾で水気を完全に拭き取る

下記はKING WATERを利用して、オフィス内にある喫煙室の壁を掃除した際の画像です。キレイに壁のヤニ汚れがとれていることが分かります。

壁の掃除をした際は、最終的に乾いた雑巾などで水気を完全にふき取るのも重要です。濡れたままだとかえって雑菌が繁殖しやすくなってしまうので注意しましょう。

天井の掃除方法

天井の汚れを掃除する場合は、手が届かない場合や仮に届いたとしても、体に無理な負荷がかかってしまう場合もあるので、クイックルワイパーなどの道具を使用すると良いでしょう。

  1. クイックルワイパーの掃除用シートに洗剤を含ませ、取り付ける
  2. クイックルワイパーを天井に向け、汚れを拭き取る
  3. 汚れが酷い場合は、メラニンスポンジを取り付けて優しく擦る
  4. 濡れた雑巾で拭き取る
  5. 乾いた雑巾で水気を取る

掃除をする時に意識するポイント

ここでは、ヤニ汚れの掃除をする上で重要なポイントをいくつかご紹介します。

洗剤の漬け置きで逆にシミができてしまうことも

セスキ炭酸ソーダのような洗浄力の強い洗剤を使う場合は、時間を置きすぎると、逆に洗剤のシミができてしまうこともあります。そのため、汚れを落とそうと漬け置きで放置しすぎるのはあまりおすすめできません。

ゴム手袋をする

アルカリ性洗剤やセスキ炭酸ソーダは洗浄力が高いため、手肌に触れると荒れてしまう可能性があります。特に手荒れしやすい方などは、手肌に優しいと言われている洗剤でも保護してから使うと安心です。

壁紙のつなぎ目が強くこすらない、洗剤をかけない

壁紙のつなぎ目を掃除する場合は、壁紙がはがれないように最大限気を使いましょう。ここに水分が入り込んでしまうと、壁紙が剝がれてきてしまう可能性があります。強くこするのもなるべく避けましょう。つなぎ目を掃除する際は雑巾で軽く拭き取るのがおすすめです。

メラミンスポンジで強く擦りすぎない

汚れが酷いからといってゴシゴシ擦りすぎると、壁紙が傷ついたり剥がれてしまう可能性があります。

そもそも、メラニンスポンジは固い樹脂でできており、対象物を研磨することで汚れを落とす掃除道具です。ヤニ汚れは優しく拭き取るだけでも落とすことができますので、擦りすぎないように気を付けましょう。

普段からヤニを付けないための対策法

ヤニ汚れの掃除方法を解説しましたが、できれば汚れそのものが付かないようにしたいですよね。そこで、日頃から意識できるヤニ汚れの対策法をご紹介します!

換気扇の前でタバコを吸う

タールはタバコの煙と一緒に部屋中に充満します。また粘着力があるため、壁や天井に付く前に外に排出させることが重要です。できればベランダなど外で吸うことが理想的ですが、室内で吸う場合は換気扇を回すだけでも対策になります。

壁紙を工夫する

壁紙には様々な種類がありますが、ヤニ汚れを付きにくくする機能や、汚れを落としやすくする機能の付いた壁紙が販売されています。また、壁紙の上から貼るフィルムやシートタイプのものもありますので、予算などに合わせて検討してみてください。

光触媒コーティングを取り入れる

光触媒とは、二酸化チタンが主成分のコーティングのことです。太陽光や室内の照明が二酸化チタンに当たると化学反応を起こし、空気を綺麗にしたり汚れや臭いを防止する効果を発揮します。価格が高いというデメリットはありますが、日常的にタバコを吸う場合でも室内を清潔に保てるのでおすすめです。

賃貸住宅に住んでいる場合の注意点!

賃貸住宅に住んでいる場合は、退去する際に「原状回復」というものが求められます。太陽光による日焼けや家具の設置による黒ずみなどは問題ないのですが、ヤニ汚れは退去時にクリーニング代を請求される可能性が高いです。あまりにも汚れが酷い場合には壁紙を全て張り替える必要もあるため、日頃から汚れを気にして生活するようにしましょう。

さいごに

ヤニ汚れは、一度壁や天井に付着してしまうとなかなか落とすのが大変な汚れです。しかし、適切な方法を取れば誰でも綺麗にすることができます。頻繁にタバコを吸う方や賃貸物件に住んでいる方は、今回ご紹介した対策法もぜひ取り入れてみてくださいね。常に清潔な環境づくりを心がけましょう!

KING

株式会社セーヌラインが販売している、万能アルカリ性洗剤の「KING WATER」は、たばこのヤニ汚れの掃除におすすめの洗剤です!1本500mlあたり90円~利用できる格安洗剤なので、興味がある方はぜひチェックしてみてくださいね!