家の中には掃除をしなければならない場所がたくさん。 しかし、一人暮らしをしていると「できるだけ最低限の掃除で、道具も少なくしたい」と思う方が多いのではないでしょうか。

そこで今回は、仕事や学校で忙しい方も安く短時間で済ませられる掃除方法をご紹介します。 日々の掃除を簡単にする方法も併せて参考にしてください。

掃除の基本

まずは掃除をする上での基本を押さえておきましょう。

物の整理から始める

いきなり掃除に取り掛かるのではなく、不要なものを断捨離したり、整理することから始めましょう。 物が多いと掃除が進みづらくなってしまうため、あらかじめ整理や収納を済ませておくことが大切です。

上から下へ

掃除は必ず上の方から始め、下の方へ進んでいきましょう。 ホコリやゴミは上から落ちてくるため、先に床を掃除してしまうと後から汚れてしまい、また同じところを掃除しなければなりません。

洗剤を使って拭き掃除をする場合は、上から始めると液だれの原因になるため、下から上へ拭き取るようにしてください。

奥から手前へ

掃除が苦手な人に多いですが、家が散らかっていると、どこから掃除を始めたら良いか分からず混乱してしまうことがあります。 そのため、「奥から手前」と決めておくことで掃除場所に悩むことがなくなり、スムーズに進めることができます。

乾いた汚れを濡らさない

ホコリや髪の毛などの乾いた汚れは、乾いたまま掃除するようにしましょう。 汚れは水拭きした方が取れやすいと勘違いしている方が多いのですが、濡れた汚れを移動させるだけになってしまうので意味がありません。 ハンディモップやコロコロを使えば綺麗にゴミを取ることができます。

床などにこびり付いてしまった頑固な汚れは、洗剤を使って落としましょう。

便利な掃除グッズ

ここからは、一人暮らしの掃除に役立つ便利グッズをご紹介します。

ハンディモップ、コロコロ

日常生活の中で、最も溜まりやすい汚れがホコリです。 ホコリを放置しておくと汚れが蓄積するため、気付いた時にすぐ絡め取れるハンディモップを用意しておきましょう。 カーペットの掃除にはコロコロが便利です

フローリングワイパー

掃除機を持っていない方や買う余裕がないという方は、フローリングワイパーを持っておくと重宝します。 日中は仕事や学校に行っていて、夜しか家事ができないという場合にも騒音を気にする必要がないのでおすすめです。

アルカリ性洗剤

洗剤には「酸性」「中性」「アルカリ性」の3種類がありますが、家の汚れに活躍するのがアルカリ性洗剤です。 汚れを落とす時は、基本的に汚れと逆の性質を持つ洗剤を使います。 家の汚れで最も多いのは油汚れや皮脂汚れ、垢などの「酸性汚れ」なので、逆の性質であるアルカリ性洗剤を1本持っておくと便利です。

おすすめの商品は、弊社が販売しているKING WATERです。 KING WATERは高濃度のアルカリ性洗剤で、キッチンの頑固な油汚れからお風呂の皮脂汚れまで家中の汚れを効果的に落とすことができます。

流せるトイレブラシ

トイレ掃除を面倒に感じる方におすすめなのが、流せるトイレブラシです。 ブラシに洗剤が含まれているので洗剤を買う必要がなく、掃除が終わったらそのまま流すことができます。

最低限掃除すべき場所

ここからは、最低限掃除すべき場所と、各場所の簡単な掃除方法をご紹介します。

リビング

掃除頻度:週に1回

リビングを掃除する時は、「上から下」「奥から手前」を意識し、以下の順番で行いましょう。

  1. カーテンや棚、テレビなどのホコリをハンディモップで取る
  2. フローリングワイパーで床掃除をし、カーペットはコロコロでゴミを取る

キッチン

掃除頻度:週に1回

キッチンの掃除頻度は自炊の頻度によって変わるため、油汚れや水垢が酷くなる前に必ず掃除をしましょう。

油汚れ

油汚れを放置してしまうとコンロ周りがベタ付いたり、こびり付いて落とすのに時間がかかるため、汚れに気付いたらなるべく早めの掃除を心がけましょう。

  1. アルカリ性洗剤を汚れの部分に吹きかける
  2. スポンジやブラシで擦る
  3. 布巾で拭き取る

汚れが酷くこびり付いている場合は、洗剤を5分ほど浸けてからブラシで擦ると綺麗になります。

水垢

油汚れと同様、シンクの水垢も放置すると厄介な汚れになるため、しっかりと対策をしましょう。

  1. 食器用洗剤を使って、シンクと排水口をスポンジで洗う
  2. 布巾で水気を拭き取る
  3. 排水口の水切りネットを交換する

水垢の1番の敵は水分です。 キッチンを使ったら水気をサッと拭き取るだけで十分な対策になり、そのまま排水口の掃除をすればヌメり防止にもなります。

お風呂

掃除頻度:毎日

お風呂掃除において大切なことは、「使用後3分間の掃除」です。 毎日掃除をするのは面倒臭いと感じるかもしれませんが、浴室内が温まっている時は汚れが落ちやすいため、大がかりな掃除をする必要がなくなります。

浴槽

お風呂から出るタイミングで、スポンジでサッと撫でるだけで湯垢対策になります。 忙しい時や疲れている時などは、熱めのシャワーをかけてから出るだけでもカビ対策になるのでおすすめです。

排水口

排水口に髪の毛を溜めたままにするとカビやヌメりの原因になるため、髪の毛を捨ててから浴室を出るようにしましょう。 髪の毛をキャッチしてくれるネットを取り付けておくと便利です。

床、壁

床や壁には湯垢が付きやすく、しっかり乾燥させなければカビが生えやすくなります。

  1. 熱めのシャワーをかける
  2. スクイジーで水気を取る
  3. 換気扇を回す

トイレ

掃除頻度:週に1回

トイレは毎日使うものなので、流せるトイレブラシを使ってこまめに掃除をするようにしましょう。 掃除頻度を減らすために、汚れを付きにくくするトイレスタンプの使用もおすすめです。

玄関

掃除頻度:週に1回

玄関は外からの汚れが集まるため、定期的に掃除をする必要があります。 週に1回はホウキで掃き掃除をしましょう。

また、靴箱の湿気や臭い対策も非常に重要です。 雨の日や、湿気の多い日は靴箱を閉めずに、換気を心がけましょう。

掃除を楽にするためのコツ

ここからは、普段の掃除を楽にするためのポイントをご紹介します。

物を浮かせて収納する

リビングや洗面台、お風呂など、物が沢山ある場所は掃除の度に移動させる必要があり、手間がかかります。 浮かせられるものは浮かせて収納することで掃除が楽になり、水気のある場所は水垢やヌメり対策になるのでおすすめです。

便利グッズを活用する

今回ご紹介したもののように、掃除を楽にする便利グッズは多くあります。 毎日忙しい方や掃除が苦手な方は、便利グッズに頼ることで負担が軽減されるため、積極的に取り入れてみましょう。

毎日数分の掃除を習慣にする

「キッチンを使ったら洗剤を吹きかける」「お風呂から出る前にサッと拭く」というように、小さなことを習慣化させることで長時間掃除をする必要がなくなります。 大掃除をしなくても良いように、「ついで掃除」を心がけましょう。

常に綺麗な家を目指そう

「忙しくて掃除をする余裕がない」「一人暮らしだからお金を使いたくない」という方ほど、毎日数分の掃除がおすすめです。 一気に家中を綺麗にしようとすると時間もお金もかかるため、一度に完璧を求めず、毎日ササっと掃除することを心がけましょう。

今回ご紹介したことを参考にし、常に綺麗な家づくりを目指してみてください。