毎日使う腕時計。 こまめにお手入れをしなければ、気付かないうちに汚れが蓄積され、嫌な臭いやサビの原因になります。 しかし、腕時計は精密機器なので丸ごと水洗いをすることができず、掃除が難しいと思っている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、簡単に腕時計を綺麗にする方法をご紹介します。 綺麗に長持ちさせたい方は、ぜひ参考にしてください。

腕時計が汚れる原因は?

JACK

まずは、汚れの原因について文字盤とベルトの2種類に分けて解説します!

文字盤

文字盤が汚れる主な原因は、日焼けやサビです。 日焼けで色あせることで文字が見えにくくなったり、湿気で錆びることで汚れて見えます。 また、物にぶつかった時にヒビが入ることも多いです。

ベルト

金属のベルトは湿気やホコリ、革のベルトは汗や皮脂による雑菌の繁殖が原因であることが多いです。

時計は自分でお手入れをした方が良い?

「時計は自分でお手入れして良いのか」「プロに頼んだ方が良いのか」と迷う方がいるかもしれませんが、普段は自分で掃除をすることをおすすめします。

理由としては、特にベルトの部分には汗や皮脂が染み込みやすく、長期間放置しておくと臭いや傷みの原因になるからです。 また、汚れが細部に蓄積されると針の動きが悪くなったり、バンドが切れやすくなります

QUEEN

その日の汚れはその日のうちに落とすのよ!

簡単なお手入れ方法

ここからは、具体的な腕時計の掃除方法をご紹介します。

ケースとガラス面を拭く

乾いた清潔なクロスで、ケースとガラス面を拭きます。 時計に細かいゴミが付着している場合があるため、ゴミを押し付けて傷つけてしまわないよう、優しく拭き取るようにしましょう。

細かい汚れをかき出す

文字盤の裏ぶたの部分は非常に細かく、汚れが溜まりやすくなっています。 クロスが入り込めない部分なので、爪楊枝を使ってかき出しましょう。 強く差し込んでしまうと傷つけてしまう可能性があるため、注意してください。

バンドの部分を拭く

クロスでバンドの部分を拭き取ります。 バンドは指紋が付きやすい場所なので、両手で時計を包み込むようにして拭くことで綺麗に仕上がります。 お手入れをする時は、なるべく素手で持たないようにしましょう。

【素材別】バンドのお手入れ方法

ここからは、バンドの正しいお手入れ方法をご紹介します。

金属

金属は水分に弱いため、乾いたクロスで汚れを拭き取るようにしましょう。 クロスが入らない細かい部分は、柔らかい歯ブラシなどを使い、傷を付けないように汚れをかき出します。

バンド自体に防水性能がある場合は、アルカリ性洗剤で30秒~1分ほど浸け洗いすると、ツヤを復元することができます。
おすすめ商品は、弊社が販売しているKING WATERです。


以下の動画から分かるように、汗や皮脂に強いアルカリ性洗剤を使うことで、蓄積された汚れを浮かすことができます。

シリコン

シリコンは水分に強いので、そのまま水洗いすることができます。 洗い終わったら、水分が残らないようにしっかりと拭き取り乾燥させましょう。

レザー

レザーは水分に弱いので、乾いたクロスを使います。 日常生活で汗をかいたり、水に濡らしてしまった場合は、吸水性の高いクロスで早急に拭き取ってください

間違ったお手入れ方法

ここでは、正しく見えて実は間違っているお手入れ方法について解説します。

防水時計を水で洗う

防水性能がある時計は、日常生活用と潜水用とで防水レベルが異なります。
基本的には、万が一水に濡れてしまった時の被害を抑えることが目的で作られているため、丸ごと水洗いをすると故障してしまう可能性があります。

KING

掃除の前に、どれくらい防水効果があるのかを調べておこう!

マグネットが付いている工具で掃除する

時計は磁気の影響を受けると、突然針が止まったり、ぐるぐる回りだす場合があります。 そのため、磁気から遠ざけることが重要です。

マグネットには磁気が含まれているため、マグネットが付いている工具で掃除をすると正常に動かなくなってしまう可能性があります。 工具を使う前に、磁気が含まれていないかを確認するようにしましょう。

クリーム状の研磨剤を使う

時計に輝きを出すために研磨剤を使う場合がありますが、クリーム状のものを使って磨くと、細かい部分にクリームが入り込んでしまう可能性があります。 クリーム状の研磨剤は乾燥すると粉になるため、わずかな量でも動きに影響を与えることがあります。

JACK

ツヤを出したい場合は、研磨剤が含まれているクロスやKING WATERがおすすめです!

ピカピカの時計を目指そう

腕時計を自分で掃除するのは大変だと思う方が多いですが、意外と簡単に綺麗にすることができます。 汚れを長期間放置せず、こまめにクロスで拭き取ったり、時間がある時は細かい部分のお手入れが大切です。

大事な腕時計を長持ちさせるために、今回ご紹介したことを実践してみてください。