毎日のように使う洗濯機。 ちゃんと洗濯をしたはずなのに、なぜか洋服にゴミが付いていたり、嫌な臭いがしたという経験のある方は多いのではないでしょうか。 洗濯機は汚れが見えにくいため、つい掃除を後回しにしてしまいがちですが、実は洗濯槽の裏側に汚れが溜まりやすくなっています。
そこで今回は、洗濯槽の汚れの特徴や、洗濯槽を綺麗にする方法などをご紹介していきます。
QUEEN
洗濯物が臭かったり、ゴミが付いているなんて絶対に嫌よね!
詳しく解説していくからぜひ参考にしてね!
洗濯槽の汚れの正体は?
洗濯槽の代表的な汚れは、黒カビです。 黒カビは、以下のような条件下で発生しやすくなります。
- 気温が20~30℃
- 湿度が70%以上
- カビの栄養となる汚れが溜まっている
洗濯機は三つの条件が全て揃っており、カビにとって好都合な環境です。 また、カビの栄養分となる汚れには、以下のようなものが挙げられます。
- 皮脂
- 洗剤の溶け残り
- 水垢
- ほこり
これらの汚れが原因で黒カビが繁殖していき、衣類に付着することもあります。 洗濯物から嫌な臭いがするのも、黒カビや雑菌が原因です。
汚れが落ちる洗剤はこれ!
ここからは、洗濯機の汚れを綺麗に落とすための洗剤をご紹介します。
洗濯槽クリーナー
洗濯槽クリーナーには「酸素系」と「塩素系」があり、汚れ具合に応じて使い分けることで効果的に汚れを落とすことができます。
塩素系クリーナー
塩素系クリーナーは短時間で細かい汚れを落とすのに適しているため、1〜2ヶ月に1回ほどのこまめな掃除におすすめです。 殺菌力が非常に強い一方で、洗濯物や肌を傷つけてしまう可能性があります。
酸素系クリーナー
酸素系クリーナーは蓄積された汚れに強いため、半年に一度の掃除に適しています。 衣服や肌には優しい成分なので、敏感肌の方におすすめです。 酸素の泡で浸け置きしながら汚れを浮かせるため、途中で汚れをすくい取る必要があり、時間と手間がかかるというデメリットがあります。
アルカリ性洗剤
アルカリ性洗剤は、逆の性質を持つ酸性汚れを綺麗に落とすことができます。 酸性汚れの代表例は、皮脂やカビです。
おすすめ商品はKING WATERですが、高濃度のアルカリ性洗剤なので4ケ月に1回の使用で綺麗にすることができます。 また、洗濯用洗剤との併用が可能なため、普段の洗濯をしながら洗濯槽を綺麗にすることができ、短時間で掃除を済ませたい方におすすめです。
汚れを綺麗に落とす掃除方法
ここからは、洗濯機の汚れを綺麗に落とすための掃除方法をお伝えします。
- お湯を洗濯槽いっぱいに溜める
- 洗剤を入れる
- 洗濯機の電源を入れ、回す
1.お湯を洗濯槽いっぱいに溜める
まずは、洗濯槽にお湯を溜め、満水状態にしましょう。 黒カビは熱に弱いため、40〜50℃の温度が適しています。 ドラム式洗濯機の場合はお湯を溜めることが難しいため、「槽洗浄機能」を使用してください。
2.洗剤を入れる
次に、満水状態の洗濯槽に洗剤を投入します。 洗剤の量は洗濯機の重量や商品の記載欄によって異なるため、指示に従ってください。
洗剤を入れたら、洗濯槽全体に行き渡るようにしばらく洗濯機を回すようにしましょう。
洗剤が浸け置きタイプの場合は、一度洗濯機の電源を消し、2~3時間ほど置いて汚れを浮かします。
浸け置きが進むにつれて浮かび上がってきた汚れは、こまめにすくい取ってください。
3.洗濯機の電源を入れ、回す
時間を置いたら、標準モードで洗濯機を回し、洗剤を洗い流します。
これを、汚れがなくなるまで繰り返してください。
定期的に掃除をしている場合は1回で綺麗になりますが、1年以上放置している状態だと数回繰り返す必要があります。
洗濯機の掃除頻度
洗濯機の掃除頻度は、1ヶ月に1回が理想ですが、最低でも半年に1回は行うようにしましょう。
掃除を面倒に感じる方が多いかもしれませんが、こまめに槽洗浄をすることで手間が省け、ゴミや嫌な臭いの発生を防ぐことができます。
洗濯機を綺麗に保つコツ
ここでは、日頃から洗濯機を綺麗に保つためのコツをご紹介します。
洗剤の量を守る
黒カビが繁殖する原因の一つに、洗剤の溶け残りがあります。 汚れをしっかり落としたいが故に、つい洗剤を多めに入れてしまいそうになりますが、かえって新たな汚れの原因になりかねません。
特に粉末洗剤は、適量以上の量を入れてしまうと水に溶けにくくなってしまうため、入れすぎには注意しましょう。
洗濯機を乾燥させる
黒カビは湿度の高いところを好むため、定期的に洗濯機の中を乾燥させる必要があります。
洗濯機に「槽乾燥機能」が搭載されている場合は、週に1回程度行うことで黒カビの発生を防ぐことができます。
洗濯機の中はなるべく空にする
洗濯が完了してから洗濯物を長時間入れたままにしてしまうと、湿気が溜まりカビや雑菌が繁殖しやすくなります。 常に洗濯機の中を乾燥させておくことが黒カビ対策になるため、使っていない時はフタを開けて風通しを良くしましょう。
洗濯物を清潔に保とう
綺麗に洗濯をしたつもりでも、洗濯機が汚れていると、かえって洗濯物を汚くしてしまう可能性があります。
何回も洗濯槽を洗浄することは大変ですが、日常生活に簡単に取り入れられることを実践し、常に洗濯機を清潔に保てるようにしましょう。